姿勢、観察、ストレッチ
                   カラダボンヴォヤージより引用(池上六朗先生著
    私達は、ややもすると、自分の健康に対する不安から
巷で囁かれている過剰な宣伝により、有名であっても
あまり根拠の無い健康法に踊らされ、
必要以上に身体
を鍛え、かえって身体を壊しているコトが多々有るようです。

T 身体を整える時の、立位での観察(診断)での、
重心という概念は、その作用線である、鉛直線から
前後、左右にどのような(重心の作用線)が働いて
いるのかを観察する時に、とても重要な概念となります。

U 身体を観察する時、身体に対して、重力の作用線
その向きがどちらを向いているのかは、重要な要因
になります。

V 制止している自動車や電車に乗って、
それが急に動き出すと身体は何らかの『
後ろの方に押しやられてしまい、その後元に戻ります。
又動いているそれらの乗り物が急に止まると、
身体は前後に押しやられてしまいます。このときに働いているのは、慣性力というです。

W いつもと違う違和感が有る部位や
痛みや『熱感』がすでに起こっている部位などは、
むやみに引き伸ばしたり度を超した圧迫マッサージなどは、その部位に直接施さない方が無難です。

違和を感じている部位は、必ず直達あるいは介達が及んでいる可能性が高いので、その部位に
作用する力の所以を確かめ、その『』を減殺してから適当な処置をすべきである。

X 何かの拍子に首が回らなくなった顎関節が痛む
肩が凝って仕方がない、肘が痛い腰が痛い
歩くと痛い等々このような症状が起こると、私達は無意識に身体を普段の姿勢から、より楽な機能姿勢にしてその症状から逃れようとする。
と、いう事は普通の良い姿勢にしていると、
身体のどこかに
歪みが生じ、その『歪み』が仕事をした結果、それの連なる系張力を生じさせて、それに伴う痛み運動制限を起こすことになる。

Y 良い姿勢無理な姿勢をし続けると、
必ずいずれかの筋肉ストレッチされ続けてしまい、そのことが痛みや『運動制限』等の機能障害を起こす原因の一翼を担っている事になります。

  ストレッチについて
筋肉がストレッチされ続けると、
一時的には筋肉が伸びたような気がする
だけで、実際には、引き伸ばされた筋肉はゴムのように伸ばされて弾性エネルギーポテンシャル(力の変化率)を上げるだけで、拮抗する筋肉の収縮を弱めれば、再び元の長さに戻る。

むしろ、ストレッチという運動効果は
固定されて縮んだままの筋肉を本来の長さに戻すのではなく、その部分に停滞していた、リンパ静脈血移動させるという効果を期待するものである。


Z 痛み運動制限が緩和する姿勢をとると、
必ずしも
社会通念上良い姿勢とはならない。

むしろ身体を屈めたり、横に傾けたり、捻ったりした、
見てくれの悪い格好となる。

実はこの外観の悪い姿勢その時の
身体の機能を一番『
発揮しやすい姿勢』なのである。




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