必須脂肪酸と疾病の関係

オメガ−3及び6の摂取不足による各疾病への影響
              ドナルド・ラディン&クララ・フェリックス共著の紹介です。
A
アルコ−ル中毒・依存症
何かと中毒的に欲するようになり、心理的、
精神的な抑うつ状態や不安定要素が原因となる場合が多い。
この様な状態を引き起こす素因として、
プロスタグランデインの不足
(オメガ−3、6)により
慢性的な抑うつ症や疲労が引き金となる。

ガンマ−リノレイン酸は
以下の様な状況の改善に効果を発揮する。
1 アルコ−ルを我慢する事が容易になる
2 アルコ−ルを飲んだ後で起きる抑うつ症の軽減
3 禁断症状に対する痙攣、イライラ、興奮を治める働きがある
4 過剰摂取による肝臓障害に改善効果が高い
5 精神の安定、頭脳の働きの改善が図れる
6 アルコ−ルが切れた後の幻覚改善に高い効果あり
7 アルコ−ルに対する飢餓感が無くなる
B
アレルギ−
アレルギ−の原因の一つに、
細胞膜結合が漏れ易い状態になり、逆に有害物が細胞内に入り込み易なっている事に起因する原因が有る。
細胞内にトランス型脂肪酸が入りこむ事で結合が弱くなり漏れやすくなる
@
食品アレルギ−
人体中の全ての細胞膜の構成要素が必須脂肪酸なのである。これの欠乏「オメガ−3、6」
1 消化器、脳の興奮性をもたらす
2 消化管に対して粘液の分泌不足、
胃酸過多、炎症反応を引き起こす
3 ヒスタミンの過剰放出を促す
A
アレルギ−・自閉症
乳児や子供に多い病気に臀部紅斑、偽ジフテリア、
鼻洞アレルギ−、耳・鼻・のど等の慢性的感染症、
モニリア菌異状増殖によるアレルギ−性皮膚疾患等は栄養の欠乏、特に
「オメガ−3」の欠乏が背後原因であり、自閉症的な行動も同じである。

C
抑うつ症
簡単に言えば自信喪失や劣等感や環境に順応出来ず、
心身不安定になっている状態であるが
プロスタグランディン
の働きが大きく影響する。

1 オメガ−3 第3のホルモンといわれる
プロスタグランディンの原料
2 オメガ−3 ビタミンB群や補酵素類が体の多くの主要な
機能をコントロ−ルする物質を造る土台である
3 オメガ−3 神経や脳細胞にエネルギ−と栄養を補給する

D
慢性疲労症候群
体の主なトラブルの一つが疲労であり、
慢性疲労症候群
と言われる。
原因として @ 長期的な栄養欠陥が重なり続いていた。
A 薬、環境、食物等から有害物質が
過剰に入り込過ぎている。
@Aの要素は
甲状腺、副腎、肝臓などの機能低下、免疫機能の弱体化、カンジダ症、感染症、その他の疾病の
二次的原因につながる。
@Aの主要な原因
つまり栄養の欠陥と有害物質の体内への侵入などは

オメガ−3
の不足と、トランス酸脂肪フリ−ラジカル
された油脂の多量の摂取、精製油内の有害物質の摂取が
原因の要素になっている。
そしてこれらの状況はウイルス感染症、筋痛症、
様々な精神症状に拡大していく割合が多くなる。
フリ−ラジカル(酸敗・自動酸化)
空気、熱、光、細菌、酵素、金属などの影響により、
不飽和脂肪酸の二重結合が酸化されて過酸化物を生じ、
それが分解して**ケトン
アルデヒドになる。
ケトンはケトン体の生成へと進む。
ケトン体が体内に多く貯留する事を
ケトン病という。
ケトン体は血液中に流れ込み、又尿中にも排泄される。ケトン体はアルカリ塩として排泄されるため、
体質は酸性へと傾く。

E
潰瘍
栄養的に貧弱な食事、ストレス、環境など等の全てが潰瘍の原因として影響するのは当然であるが、プロスタグランディンが胃酸の分泌量を決めたり、消化器官の内壁を健康的で丈夫なものにする活躍をしている。
F
生理前症候群PMS)
生理の周期は女性ホルモンのエストロゲン等が主にコントロ−ルをする。その他甲状腺ホルモン、ビタミン類(主にB6)ミネラル、プロスタグランディン等とも関係している。
PMSは、主としてエストロゲン、プロゲストロンの
ホルモンのアンバランス、プロスタグランディンの不足が原因となる。


オメガ−3オメガ−6脂肪酸不足、アンバランスは
そこから造られる
プロスタグランディンの乱れを生み出す。

対処法としては、
月見草油、亜麻仁油を摂ると高効果が期待できる。
食事では、
ビタミンEやビタミンB群などを補うと良い。
貧血
貧血はヘモグロビンが欠乏した状態から起きる。

血液中の酸素運搬役であるヘモグロビンの構成は、
リポプロテインが主要物質であり、このリポプロテインの構成には
「オメガ−6」の脂肪酸を含み、含硫蛋白質と結びついた燐資質より
造られている。


皮膚異状
オメガ−3脂肪酸の不足で起きる事が多い。
亜麻仁油の常用で相当改善されるようです。

カンジダ症
カンジダ菌が消化器中で過剰増殖する
一つの原因として、
胃、腸内壁組織が健全でなくなっている所にある。
カンジダ菌の分泌物が血液の中に侵入してしまい、
アレルギ−や、抑うつ症、感染症にも羅漢し易い
身体になってしまうそうです。

カンジダ症と関係のある無害イ−スト菌は
抗生物質、
必須脂肪酸の欠乏、重要栄養素の欠乏により、
腸内細菌に悪い変化が起きると通常無害なイ−スト菌が
有害反転し、
栄養を求めて腸壁を攻撃、
結果カンジダ菌が血液中に浸入しやすくなるそうです。

J
ウイルス感染インフルエンザ・エイズ・他
人がウイルスにさらされても、
ある割合の人だけが病気になり、他の人が健康でいられるのは何故なのだろうか。これは、免疫システムである
インタ−フェロンの働きや量の過不足による事が関係しているのである。
インタ−フェロンを造るにも、活用するにも
オメガ−3やオメガ−6
必須脂肪酸と其れから出来る
プロスタグランディンが重要な役割を
果たしている。

エイズに対しても、
ガンマ−リノレン酸、EPA、DHAの組み合わせで
CD4リンパ球レベルの向上があり、疲労、下痢、皮膚の吹き出物などの減少、生存期間の延長及び比較的良い状態が続く。


感染症後の疲労症候群、アトピ−性湿疹等における
ウイルス感染と必須脂肪酸の関係に関する論文
(ホロビン博士)
1 必須脂肪酸には少量でもウイルスを殺す効果があり、
特に脂肪の外皮を持つウイルスには特効がある。
2 インタ−フェロンといえども細胞中に酸素を利用させる酵素が無かったり、其の働きが妨げられたりしていれば、対ウイルス効果は発揮されない事となる。必須脂肪酸が不足していれば、インタ−フェロンの効果は減少する。
3 人間の細胞に感染できるウイルスは、
6‐デサテュラ−ゼと言う酵素の働きを妨げる事が出来、これにより細胞攻撃が効果的になる様である。この状態になると、細胞は毛様体酸化酵素が必要とするGLA(ガンマ−リノレン酸)AA(アラキドン酸)EPA(エイコサペンタエン酸)等を他の必須脂肪酸から造る事が出来ず、結果インタ−フェロンの効果は低減させられる。 
4 ウイルスに感染すると
血液中の必須脂肪酸値が低下してしまう事が最近判明し、低下の状態は数ヶ月間続く事が観察されている。
エイズにおける場合も

必須脂肪酸のレベルが低下
している事が確認されている。エイズの場合、低下の度合いがはるかに大きい
いう事である。
5 上記の事は、
必須脂肪酸を使うことがウイルス病を治すといっているわけでも、ましてや必須脂肪酸不足がウイルス感染症の唯一の、あるいは最も大きな原因といってるわけではない。
しかし、免疫機能が健全かつ正常に働くには必須脂肪酸が重要であり、不足すれば免疫機能は低下する。


必須脂肪酸をバランスのとれた形及びプロスタグランディン的派生物質を併せて使い利用する事は
大変重要な事である。

ガン
オメガ−3とオメガ−6の必須脂肪酸は燐脂質最重要構成要素である。ガン、糖尿病、あるタイプの肝臓病に対しては必須脂肪酸の
不足が大きく影響しており、燐資質の不足も影響している。


精製油によるガン発生資料
(ライナス・ポ−リング科学研究所1988/アメリカ)
遺伝的にガンになり易い系統のネズミ実験
1 亜麻仁油 コ−ルドプレス 2匹に腫瘍
2 魚   油 肝      油 6匹に腫瘍
3 ラ − ド 精製油飽和脂肪酸 32匹に腫瘍
4 コ−ン油 精   製  油 60匹に腫瘍
5 紅 花 油 精   製  油 66匹に腫瘍
上記の表の様な結果が出ております。
大事な事は先ず、精製しない油を使う事です。

オメガ−3、オメガ−6及びガンマ−リノレン酸の
バランスの取れた油を使う事が大事と言えそうです。

心臓病
心臓病の本当の原因はコレステロ−ル量ではなく、
精製油に含まれる有害物質やオメガ−3の不足、
ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ベ−タ−カロチン、
マグネシウム、カリウム、セレニウム、クロム、
繊維などの欠乏が大きな原因である。

1 心臓病で通常の治療を受けた患者は、
何の治療も受けない患者に比べて
2.5倍も多く死亡している。(最適栄養ジャ−ナル誌・B・レイボビッツ博士 
1991/11/21 ニュ−イングランド・ジャ−ナル・オブ・メディシン)
2 心臓病治療薬投与死亡率34%増加
       
(酵素ホスホジエステラ−ゼを抑える薬)
心臓病で投薬を受けると死亡率が高くなるのは
原則であって例外ではない。
殆どの心臓病の薬は深刻な
副作用である多血症を引き起こす(脂肪を減らすクロフィブレ−ト、カルシウムの流れを抑えるプレンディル他)
3 オメガ−3と亜麻仁油
血小板の粘性を薄め、サラサラの血液にする。これにより

血栓症の可能性が低くなる
中性脂肪レベルを最大65%下げる
高コレステロ−ルレベルを最大25%下げる
心臓病や脳卒中予防に
  毎日亜麻仁油を大サジ一杯
は良好な結果が期待出来る。

動脈硬化
オメガ−3
細胞膜を柔らかく液体状にしているが、
これが欠乏すると他の脂肪酸が細胞膜を硬くし、
動脈壁がべたついた状況になる。
これを動脈硬化という。

喘息
必須脂肪酸の代謝に
欠陥があることが原因の一つになっている。
      
1 精製油や水素添加された脂肪を摂らず、飽和脂肪酸
(バタ−、卵、魚、鶏肉、畜肉等)の過剰摂取を避ける
2 オメガ−3(亜麻仁油をメインに用いる
時にはオメガ−6
(ガンマ−リノレン酸)も加える
3 亜鉛、その他の必要栄養素を補う
4 バランスの取れた食事をする
「ゴマ・ヒマワリ・亜麻の種の粉末、未精製油と
含硫蛋白質
(含硫アミノ酸=豆乳等)が良い」

関節炎
リュウマチ性関節炎にオメガ−3、DHA、EPAとで60%の人が好転、非ステロイド系炎症抑制剤が不用になった。
20%の人が炎症抑制剤の必要量が半減した。
残りの20%の人はやや好転したものの薬の量は変らなかった。
リュウマチ性関節炎には、かなりの効果が期待できる。

その他
乾き目、乾癬、糖尿病、多発性硬化症、精神分裂症、神経組織の機能障害等にも必須脂肪酸が効果を発揮している。



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